こんにちは。にしこです。
よーすけくん、まさみ、じゅんくん同様に、私も社会人一年目として過ごした1年間を振り返ってみようと思います。
社会人1年目 等身大の振り返り ~ようすけ~
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入社して半年。これからどう生きていこうか
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入社して1年足らずでの転職活動
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それぞれが様々な業界に飛び込んだので全く異なる経験・見解を見られるのもぐろばるならではなのでは。
ということでいわゆる一般的な日系企業に就職した私が1年間で感じたことをお伝えしようと思います。
しかし、これはあくまで私が弊社の弊部署で感じた個人的な主観です。
同じ業界内でも同じ企業内でも同じ部署内でもチームや環境によって感じることは全く異なると思います。
様々な働き方感じ方がある中で、新入社員の一人が感じたこととしてお読みいただけると幸いです。
仕事内容
ワインの研究者がなぜITへ?
私はIT系の企業で働いています。従業人は数万人、売り上げは数兆円、海外進出もしているようないわゆる「大企業」です。
しかし、私は大学院ではワイン酵母の研究をしていました。ITという言葉とは程遠く、毎日酵母菌と戯れながらワインについて考える生活を送っていました。
ではなぜそんな農学院出身の私がIT企業に就職したのでしょうか。
理由はいくつかあります。
まず、ワインというものはお酒の中でも自然的要因にとても影響されるものですが北海道での研究はあまり進んでいません。
なので、それに携わること自体にはとてもやりがいを感じていましたし、面白かったです。
しかし、あくまでも嗜好品、かつ20歳以上向けと対象が限られてしまうことを感じ、欲張りな私はできるだけ多くの人を対象にできるような仕事をしたいと思うようになりました。
そう思いながらGFRでの2年間を過ごした結果、「世界の食資源問題の解決に寄与する」ことが私の今の夢となりました。(詳細はまたいつかお話しします)
あえてこのような抽象的な漠然とした夢にしているのは、まだ決め切れていない且つまだ決めたくないと思ったからです。
つまり、自分が将来どんな人間になるかも決められていないのにそこで選択肢を絞り込みたくなかったんです。
また、逆にいうと食資源問題というのは様々な要因が複雑に絡み合って生じているものなので、どんな仕事でも最終的には自分の将来に繋がると納得して取り組めると思いました。
以上から私は、できるだけ色々な事業に取り組んでいて入社してからも選択肢が多い業界・企業を志望し結果的に様々な事業に関わり選択肢がある意味無限にある今の企業に就職しました。
今の仕事内容
私は今、お客様の悩みをITの視点から解決する顧客営業という立場で仕事をしています。
詳しいことは言えませんが、色々な案件に関わらせていただいている関係で毎日新しいことばかり。まだまだ仕事に慣れたとは到底言えず全てが難しいと感じる日々です。
(1年目なので当たり前ですね)
しかし、直接お客様とお話しできる機会が多いので、自分の仕事にやりがいを感じていますし、面白いと思いながら仕事に取り組めていると思います。
自分主体でやらせていただいている案件もあり、挑戦できる環境で働かせてもらっています。
1年間働いて感じたこと
1年間働いて一番感じたこと。それは「自分の目標を持ち続けることの大切さ」です。
弊社はいわゆる「安定している大企業」です。それが目的で就職している人も一定数いると思います。
しかし、そのような企業で従業員も多い企業だからこそ、自分の中長期的な目標を持ち続けないと埋もれてしまうなとひしひしと感じました。
例えば、自分の将来の夢が何でそのためにこの職種でこのキャリアを積んでこういうことを実現させたいという人と、ただ将来こういう立場(プロジェクトマネジャー等の役割)になりたいと思っている人がいるとしたら前者の方が常に目的意識を持って仕事に取り組めると思います。
そして意外にも弊社(の新入社員)には後者がかなり(というかほとんど)いることを感じました。また、キャリアを積んで管理職になっている人ほど前者の考え方で働いています。
社会人になってから自分の思い通りにいかないことの方が多いことを痛感しました。そしてそういう時ほど自分の目標・軸の必要性を感じました。
希望していた部署にも職種にも行けなかったし(もともとは開発を志望していました)、縁もゆかりもない分野の営業担当となり、始めは戸惑いもありました。
しかし、「世界の食資源問題の解決に寄与する」という自分の夢(軸)を上司に伝えた上でインプットアウトプットを何度もしたことで、夢を叶えるために、1年目としてこの部署でこういうことを身に付ける、その後こういうキャリアを歩んで最終的にはどの部署でどういうことをしたいかということまで落とし込むことができるようになってきました。もちろん抽象的な夢に変わりはないので将来の路線が変わることも織り込み済みです。
このように、ある程度自分のやりたいこととそのためにやるべきことを軸として持っているだけで、ルーティン的な業務にも意義を見出しながら働けるようになりました。
希望していた部署とは違うけれど、この部署でこの人たちからでしか学べないことを身に付けたいというマインドで働けています。逆に、日々やるべき業務が多いからこそ、このようなマインドを持っていないと何も意味のない社会人生活を送ることになることを痛感しました。
就活生・内定者へ
自分の中長期的なゴールを持ち続ける
就活生はいよいよ始まる本選考に向けてドキドキしている時期でしょう。内定者は最後の春休みを満喫しつつ4月から始まる新生活を心待ちにしつつ、働くということについて戦々恐々としているでしょうか。
両者にも一番お伝えしたいことは「自分の目標を持つ」ことです。
中長期でもいいし、超短期でもいい。仕事に関係あってもなくてもいいので自分が何をしたいのか、どうなりたいのかをできるだけ持っている方が自分を見失わずに生きていけると思います。
就活生は来年から路頭に迷ったらどうしようと不安になる時期もあると思います(私がそうでした)。でも、(私がそうだったように)たとえ希望の業界や企業に入れなかったとしても自分の目標さえぶらさなければいくらでもやれることはあります。
また、「自分の将来的な目標はこれでその像と一致している御社でこういうことをしたい」といえる方がESも面接も説得力が増し増しです。
内定者の中には希望の部署で希望の仕事をできるか不安な人もいると思います。
でも、どんな企業でもどんな職種でも将来回り回って役に立つと思うんです。というかそういう風に思って仕事に取り組まないと多分やっていけません笑
だからこそ、自分の将来像を漠然的にでも持っておくべきだと思います。
と偉そうに言っていますが、私が人にも環境にも今恵まれているからこそ、このように考えられるだけだと思います。でも、そういう環境に今いるからこそ、将来辛いと思う時にもこの考えを常に持っていたいと思います。
過剰な期待はしないこと
そして、特に内定者の方々にお伝えしたいのが「企業や部署に過剰な期待をしない方がいい」ということです。
大企業になればなるほど部署の数も従業員の数も数え切れないほどあります。それだけ部署ガチャで当たりを引く確率は低くなるでしょう。
もし自分の希望の部署や職種に配属されなくても落胆するのではなく、そこで何ができて何を学べるかというマインドにいかに早く変えられるかが重要になってくると思います。
だからこそ、自分の夢、目標を常に抱いているべきですね。
ということで一般的な日系企業に入社して感じたことをつらつら書いてみました。
2年目で感じることはまた異なると思うので来年どんなことを書くのか楽しみにしていただければと思います。
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