【自己紹介】Vol.3 数字の力で魚と競馬を読み解く まさみ

自己紹介

今回の自己紹介記事ではまさみについて話を聞いていくよ!

普段あまり真面目な話しないから楽しみだね。

まさみです!学部時代は水産学部でした。研究室については学部時代からずっと同じです。学部時代にはフットサル部でした。進路については水産関係の企業で働く予定です!よろしく!!

まずは修士での専攻を教えて?

水産資源学や漁業学だね。

なるほど。修士論文のどういったテーマなの?

研究フィールドのタイは知識がなかなかアップデートされないことで禁漁の施策がうまくいかないような事案が多く見られる。そういった問題に対して魚の回遊行動を漁業管理に活かして上記の問題を解決する研究をしてるんだ。

食資源の魚をいかにして管理するのかというのは人口が増えるこれからの時代には意義が大きそうだね。今年度で修士は修了すると思うんだけど来年の進路はどうするの?

水産の卸売兼ITの企業に就職するよ。流通を中心にやっているよ。

その会社はどのようにして見つけたの?

水産の流通について興味があって調べているときにたまたま見つけたのが最初のきっかけ。ホームページがめちゃくちゃかっこよかったのと話を聞いたら面白そうだったので即決したよ。

入社したらどういったことに従事したいと思っているの?

水産の業界は情報管理がうまくいっていない現状があるんだ。市場等現場は紙媒体が主流だったり閉鎖的な産業だと捉えている。そこで売り手と買い手の情報を一元化することで漁業者により利益が分配されるような仕組みづくりをしたいと考えているんだ。

めちゃめちゃかっこいいな。最後に言ってた部分についてもうちょっと深堀りしてみたいんだけど、漁業者にもっと利益を分配したいというのは背景にどういった思いがあるの?

結局経済的に魅力的でないとその産業は衰退していくと考えている。もっと儲かる職業として認知させることが水産業を盛り上げるきっかけになるのではないかと考えているよ。

なるほどなるほど。水産という産業に対してクリアなビジョンを持っているんだね。そもそも水産に興味を持ったのはなにかきっかけがあったの?

実は父親が大学の水産学部の教授だったことがあって、幼少期から海に触れることが多かった。そこでシンプルに自然が好きだったということで、水産学部に入ったんだ。

自分の”好き”ベースで学部を選んだのね。そろそろ大学院の話に入っていきたいんだけど、国際食資源学院に入ったきっかけは?

実は学部時代は楽を好んで楽な方へ楽な方へと選択をしていた。進路を考えたときにここで一発苦労してみたいと思ったんだよね。食資源学院では嫌でも英語を使わなく得ればいけない環境だし、海外にも行かなければいけない。学部時代の研究室は水産科学院か、食資源学院のどちらにも進学が可能で、学部時代の研究をどちらの大学院にいっても続けることができる。だからこそ水産科学院にはないようなことに挑戦することで自分を追い込んでみようと思ったのが理由だね。

実際入ってみて大変だったのはどういったこと?

日々の授業かなー。痛烈に英語の能力の差を感じた。周りは海外経験が豊富で英語が強みの人もたくさんいた中で、自分はタイに2週間行ったのが唯一の海外経験だった。

そういった中でどのように振る舞っていったの?

シンプルに英語以外で勝とうと思った!

例えばどういったところ?

自分はもともと統計を使う研究をしていたこともあって、統計のスキルで差をつけようと思った。他には研究にがっつり取り組んだな。正直可処分時間は多くはなかった。英語の勉強と日々の授業についていくのに必死だった。だけど水産科学院に行っていた場合よりも研究に時間を費やしたと思う。ここが自分の活路だと考えていたからね。

今の話を聞いてて基本的な価値観のところを聞いてみたいと思った!結果と過程どっちを重視するタイプの人間なの?

良い質問だね(笑) 今までは結果至上主義だった。でも今の研究は時間を投下した割に結果が出ていないと感じた。なので結果に直結しなかった努力は無駄だったのではないかと感じていた。そんなとき江崎貴裕さんの統計学の難しさを論じたコラムを読んだときに価値観がシフトしたんだ。シミュレーションで結果を出すことは簡単だけど、実は良い結果を出すためには研究の設計だったり時間をかけて学ぶべき技術がたくさんある。海面上の氷河を支える海中の氷のように過程は言語化できていないなにかがあるのだと最近思い始めた。

一番印象に残っていることは?

経済の研究室のゼミに参加したことかな。食資源学院だと否が応でも水産以外のことも学ぶ必要があった。その圧力はなんとなく感じていた(笑) そこで自分の研究とリンクする経済を学ぼうと決めた。水産科学院では絶対学ぶことがなかった経済を学べたことは食資源にいることのメリットをすごく享受できたと感じた出来事だったな。

一番印象的だった理由はなんだったんだろう?それはさっきの例でいうと海中の氷を大きくするような形で、自分のスキルの幅を広げられたというところだったの?

俺の中で経済学は”人の行動を数学で表す学問”だと解釈しているんだ。それを日常の自分の行動の中でも思考するようになった。経済学脳が頭の中に養われたようなところがすごく良かったな!

ではそろそろ最後になるんだけど、ブログに対する意気込みを教えて!

まずは死ぬまで継続したい(笑) 70,80になったときに今書いた記事とかを見返したら面白いじゃない??あとは、情報過多の時代だけど、少しでも大学院とか就職とかで悩んでいる人たちの参考になったらいいなと思っているよ。

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