JICAインターン体験記 マダガスカル編② 応募~派遣の流れ

マダガスカル農村にて 雑記

今回はJICAインターンの応募から派遣までの流れを記事にしてみました。

JICAインターンへの参加をお考えの方には是非読んでいただきたいです!

私が派遣してもらったのは在外事務所なので主に在外派遣の場合の話になってしまいますが、国内派遣にも通じることは有るかと思います!

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応募から合格まで

募集時期

年に二回、春季(第一回)と秋季(第二回)に募集があります。

募集ポストにもよりますが2週間から3か月とそこそこ長期、しかもフルタイム(国内ポストに関しては最近フルタイムでなくて良い場合も増えてるみたいです)ですが、概ね大学の春休みと夏休みあたりがインターン期間となるため、予めスケジュールを調整しておけば何とかなります。私は2019年度第二回募集のプログラム(派遣期間は2020年1月~2月)に参加しました。

選考

選考の流れとしては書類選考、面接選考の2段階になっています。

書類選考の際にはまずJICAが運営する国際キャリア総合情報サイト「PARTNER」における国際協力人材登録が必要になります。

PARTNER - 国際キャリア総合情報サイト
PARTNERは、国際協力分野で活躍を目指す方とそのような方を求める団体を結び付けることを目的とし様々な情報をお届けする「国際キャリア総合情報サイト」です。

また、提出する書類はJICA指定のフォーム※があり、最大で第三希望ポストまで書くことができます。これは必ず第三希望まで書かなくてはいけないというものではないので、参加したいポストが1つしか無ければそれでも問題ないと思います。自分の専門や興味、関心などが希望ポストとどうつながるのかがしっかり書ける良いのではないかと思います。また、可能であれば提出前に第三者に添削してもらう事をおススメします。私は過去にこのインターンに受かっていた同期のじゅんに添削をお願いしてめちゃめちゃ直してもらいました。

※2021年度から応募方法が変わり、【JICAキャリア教育プログラムマイページ】に登録したうえでエントリーシートの入力、応募書類のアップロードなどをする形になったそうです。

https://mypage.1150.i-web.jpn.com/jica_2023/

無事書類選考に受かると面接選考に進めます。JICA本部や国内機関だと対面の場合もあるようですが、在外事務所等の場合はオンラインです。(現在は新型コロナの影響から原則オンライン面接になっているようです。)

私の場合はマダガスカル事務所とJICA東京の合計2ポストで書類選考を通過していたので、それぞれの受け入れ先部署の職員さんに面接をしていただきました。受け入れ先によって面接内容は様々かと思いますが、そんなに奇をてらった質問は無かったので、どうしてこのインターンに参加したいのか、といったところをしっかり自分の言葉で語れれば大丈夫だと思います。

結果的に私はマダガスカル事務所の稲作技術普及ポストに合格となりました!

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合格から派遣まで

費用など

合格決定後に受け入れ先部署の職員の方から連絡が来るので、詳しい日程調整や宿泊、航空券の手配を行います。

交通費は自費なうえ安全管理の観点から使用できる飛行機が限られており、国によってはかなりの金額します。私は成田~マダガスカル間の往復航空券18万円を自腹で購入しました。宿泊等含めて滞在費は一か月あたり6万円(1日あたり2000円)の補助がありますが、国によってはこれでは足りない場合も多いですので、その場合は自腹です。マダガスカルの場合はある程度安心して泊まれるホテルだと3000円前後が相場でしたし、加えて食費もかかるので完全にオーバーしてました。という事で、正確には計算していませんが自己負担額は合計で25万円くらいはあったのではないかと思います。在外事務所に応募される方は費用の工面の事も予め考えておきましょう。派遣先では安全や健康を確保するためにケチれない場面も多くありますので、余裕を持った準備が必要です。

また、在外事務所に派遣の場合は多くの国で予防接種が必要になりますので、出発に間に合うように計画的に接種しましょう。予防接種の種類に応じてJICAが費用を負担してくれるので、私はここぞとばかりに受けておいた方が良いものは片っ端から受けて約7万円を補助していただきました(笑)1か月で合計10本くらい注射打ちましたね。。。

事前オリエンテーション

派遣前には全インターンがJICA市ヶ谷に集まって行うオリエンテーションがあります。(最近はコロナの影響でオンラインになっているようです)

ここではインターン同士でお話しする機会があり、非常に個性的で目的意識のはっきりした人が多いというのが印象的でした。驚いたのが、多くのインターンは別にJICAに入るために参加しているわけでは無いという事です。既に内定先が決まっている大学4年生なんかも結構いて、就職活動の一環というよりは経験や学びを得ることを目的として参加している人が大半です。ここは他社のインターンとはかなり異なる点ですね!

もちろんJICAに入りたいという方がJICAの業務を知るために参加するのも大いにありだと思いますが、インターンに参加したからというだけで選考で有利になるという事はあまり無さそうです。新卒で入った職員さんでインターン参加してない方も多かったですし、逆に私はインターン参加したけど新卒採用落ちてますので( ノД`)参加したという事実よりも、そこで何を学んでどう成長したかという中身の方が大事なのかなと思います。

加えて在外事務所インターンに対しては途上国で身を守るための安全講習、健康管理講習などが行われました。やはり日本での常識は通用しない環境ですので、ここでしっかり教えてもらえたのはありがたかったです。脅され過ぎてちょっと行くの怖くなりましたが。。。(笑)でもそのくらい緊張感持たなきゃダメって事ですね、迂闊な事したら命にかかわりますし。また現地での話を書く時にも触れますが、JICAは全体的に安全管理に非常に気を配っているなと感じました。私は初の途上国でいきなりマダガスカルというハードモードでしたが、お陰様で事故や犯罪被害など一切遭うことなくインターンを終えることができました!

最後に

派遣前までの流れはこんな感じでしょうか?もう1年以上前の話で記憶が抜けているところもある気がするので、思い出したらまた追記します!質問などあればいつでもコメントくださいね~!これからJICAインターンへの応募を考えている方の参考になれば幸いです。

次回の記事では、実際にマダガスカルに行った際の話をしたいと思いますので乞うご期待!

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