こんにちは、はるです!今日は私のお気に入りブランド、ソーシャルビジネス企業のマザーハウスを紹介させてください!
たまたまネットで見かけて以来、ブランドの理念、プロダクト、全部含めてとっても推してるんです…!
マザーハウスとは?
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げて2006年に設立されたブランドです。途上国と呼ばれる国々が持つ魅力的な素材や伝統、技術を活かしたプロダクトを販売しており、主力の革製品をはじめとして、アパレル、ジュエリーや食品など多岐に渡る商品の開発に取り組んでいます。生産拠点をアジアに6か国に持ち、日本、台湾、香港、シンガポールに合計42店舗を構え、近年も着々と成長を続けています。
マザーハウスが拠点を持つ国々とそこで生産されているモノたちを簡単に紹介しますね。
バングラディシュ
社長の山口絵里子さんが最初に訪れ、事業を始めたのがバングラディシュだそうです。その時のエピソードがなかなかすごいので、気になる方はこちら読んでみてください。自分と同年代で単身バングラディシュに渡って起業って、すごすぎる…。
創業当初はここで採れるジュートという麻を使った商品を中心に展開していましたが、現在はコブ牛の革を使い現地の職人たちによって作られたカバンや財布などの革製品がブランドの主力となっています。
華やかで可愛らしいものからシックでビジネス向けのものまで幅広いラインナップがありますが、個人的に特に推してるシリーズを二つ紹介します。
アンティークシリーズ
シンプルだけど味がありますね。この絶妙なムラ感がたまりません。使っていくうちに良い感じにくたっとして味が出てくるのがまた良き。
イロドリシリーズ
お財布などの小物を中心に展開しているシリーズ。日本の四季をモチーフにしたグラデーション12色から選べます。
例えばこれは紫陽花
これは春花
華やかで個性的な物から渋い色味のもののまでいろいろあります。素敵。
ネパール
シルクやウールを使ったストールを生産しています。
インド
インド独立の象徴として「Fabric of Freedom」と呼ばれるカディという生地を使って洋服を生産、e.(イードット)というブランドとして販売しています。
インドネシア
ジョグジャカルタで伝統の金属線細工、フィリグリーの技術を使ったジュエリーを生産しています。あと、最近はインドネシア産カカオを使用したチョコレートも販売しています。
スリランカ
言わずもがなの宝石の名産地。ここで採れるカラーストーンを使ってジュエリーを生産しています。
二色の石を組み合わせるってなかなか珍しい。
ミャンマー
世界最高級と言われるミャンマーのルビーを使ってジュエリーを生産しています。
我々はコロナ前に実習でミャンマーを訪れていますが、恥ずかしながら当時はルビーが名産だなんて全く知りませんでした…。
ソーシャルビジネス?フェアトレード?
ここまで生産国と一緒に各国のプロダクトの写真をお見せしましたが、普通に素敵で欲しくなっちゃいませんか??
フェアトレードという形で途上国の製品を先進国で販売するという例は以前から多数ありますが、マザーハウスでは、助けたいから、可哀そうだから買ってあげる、ではなくて素敵だから、欲しいから買いたくなるような製品を作ることにこだわり、支援ではなくちゃんとビジネスとして成り立たせているというところが他と違うところなのかなと思います。実際に商品を買いに来るお客さんの大方は途上国云々という事ではなく単純にプロダクトに魅力を感じてお店に来ているようですし、決して安いとは言えない値段でも買っていくお客さんがちゃんといるのはすごいことですよね。そういった意味で、マザーハウスはフェアトレードというよりはソーシャルビジネス企業と言うのがしっくり来る気がします。
現地のスタッフがプライドを持ってモノづくりをする、そうしてできた素敵なプロダクトにお客さんがお金を払う、そのお金で事業を拡大し、更なる雇用を生む。
国際協力というと先進国が途上国を助けてあげる、という構図になりがちですが、そうではない途上国との関り方がここでは実現されているのだなと感じます。もちろんビジネスでは手が届かない層もいるのでいわゆる「支援」を否定するつもりはないのですが、こういうやり方もあっていいですよね。
いいモノを長く使う
マザーハウスでは、良いモノをお手入れしながら長く使うという事を大切にしています。購入後半年以内に故障した場合は無料で修理が受けられますし、半年過ぎても有料にはなりますが修理はずっと受けられます。
お店ではケアメニューも用意しており、色入れやクリーム塗布など簡単なお手入れをその場でしてもらう事もできます。
また、最近こんな面白い取り組みも行われています。
もう使わなくなったマザーハウスの革カバンを店舗で回収してもらうと、お買い物に使えるポイントをもらうことができます。
そしてその回収されたカバンはこうして新たなプロダクトに生まれ変わるのです。
売って終わり、ではなくそのカバンの終わりまでデザインするという事ですね。
素晴らしい取り組みだな…と思う一方、これもまたそういうの抜きにして普通にめっちゃオシャレじゃないですか??
このRINNE、その時にあるリサイクルカバンによってレザーの色や質感の組み合わせが変わるので、全く同じデザインの物ってないんです。一つ一つが一期一会、それもまた素敵ですよね。
最後に
この記事を読んでマザーハウスに興味を持ってくださった方、もしお店が近くにあるようであればぜひ実際に店舗を訪れてみてください!どこの店舗に行っても、マザーハウス愛にあふれた素敵なスタッフさんたちが出迎えてくれますよ。途上国の職人さんたちが手しごとでつくった個性とぬくもりを感じるプロダクトたちをぜひお店で見てみてください!
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