こんにちは、はるなです!
7月末に思い立って礼文島で一人旅してきたのですが、すごく楽しかったので今回はその時のことを紹介させてもらいたいと思います。
礼文島とは
礼文島は日本海に位置する日本最北の離島です。お隣の利尻島と併せて利尻礼文サロベツ国立公園として登録されており、夏には約300種もの高山植物を見ることができるため別名「花の浮島」と呼ばれています。漁業も盛んでうに、ほっけ、昆布などを使った海の幸も楽しめます。
礼文島に直接行ける飛行機は無いので、利尻島か稚内からフェリーに乗って行く必要があります。
礼文島旅行記
1日目 札幌から稚内へ
札幌から礼文島に行く方法はいくつかあるのですが、私はバスで稚内まで行きそこからフェリーで礼文島に渡るというルートを使いました。何となく、飛行機で一瞬で着いてしまうよりも景色でも眺めながらのんびり行きたいなと思ったので(笑)あと安いしね!
13時にバスで札幌を出発して稚内に到着したのは18時過ぎでした。
この時間だと稚内→礼文のフェリーはもうありませんので、この日は稚内で1泊。
稚内中心部にあるモシリパというユースホステル。ドミトリールームで二段ベットの下段を借りて寝る感じでした。素泊まりだし個室じゃない分宿泊料がお得です!
スタッフさんも愛想がよく親切で、良いホステルでした。
2日目 礼文島・桃岩展望台コーストレッキング
翌朝早朝にチェックアウトし、朝6時半発のフェリーに乗船。
フェリー船内はこんな感じで雑魚寝できるスタイルで、景色を眺めながらうとうとしているとあっという間に着いちゃいます。
約2時間かけて礼文島の香深港に到着!
荷物を置いて早速トレッキングへ。
礼文島では高山植物と美しい景色を楽しめるトレッキングがメジャーなアクティビティーとなっており、島全体に合計で7つのトレイルコースがあります。
その中でもまずはフェリーターミナルから近く、最もメジャーな桃岩展望台コースを歩くことにしました。
北海道の北の方なので夏と言えど涼しいかと思いきや、札幌と大差ない暑さ!!地元の人に聞いた話だとこの時(2021年7月末)は例年ではありえないほどの猛暑が続く異常事態だったそうです。
そのせいもあってか、桃岩展望台コースでは花が概ね枯れてしまっていました。残念…!
でもいろんなところにこの花が咲いてました。
エゾノヨロイグサっていうらしい。
こうやってたくさん生えてるとなんか不思議な光景。
桃岩展望台!
コース途中で利尻富士もバッチリ見えました!
暑かったので休み休みのんびり歩いて、4時間ほどでゴール。
たくさん歩いてお腹が空いたので、フェリーターミナル近くのちどりという炉端焼きのお店でほっけのちゃんちゃん焼き定食をいただきました。
ほっけって一般的には干物で食べることが多いですが、ここでは生のほっけを食べることができます!
干物にしてないので身が柔らかく肉厚ジューシー。炉端でじっくり焼いたほっけをほぐして特製ねぎ味噌と和えながら食べる…絶品でした。これは礼文島行ったら絶対食べるべきです。
この後宿泊先の民宿の方と待ち合わせし、車で宿まで送ってもらいました。
今回私が宿泊したのは島の北部にある海憧(かいどう)さん。
どこかほっとするような、家族経営のアットホームなお宿です。
学割プランで朝夕2食付きで一泊6000円という破格の宿泊料!
しかも出てくるご飯はこんな感じ
エゾバフンウニと蟹とお刺身と、、、なんという贅沢。礼文島の海の幸てんこもり!!
本当に美味しかったです!!
そんなこんなで宿でのんびり過ごし、2日目は終了。
3日目 岬巡りコース
3日目は宿の近く、島北部の岬巡りコースを歩きます。
島の最北端、スコトン岬からいざ出発!
1日目の桃岩展望台コースではあまり花を見ることができなかったのですが、こちらの岬巡りコースは少し標高の高い地点も含んでいるからか、結構いろんな花が綺麗に咲いてました!
更に、岬から眺める景色がまた綺麗で。。。
写真じゃ伝わらないなぁ、この壮大感(泣)
とにかく見渡す限りの綺麗な空と海と山!アップダウンが激しい箇所もありまあまあハードですが、わざわざ歩いて行く価値ありでした。
この日も暑かったのでのんびり休憩を挟みつつ、4時間ほどでゴールの澄海岬に到着!
名前の通り、ほんと北国と思えないほど澄んだ綺麗な海です。
澄海岬から海憧までは歩くとかなり距離があったのでバスで帰ろうと思い、岬の売店で昼からビール飲んでる暇そうなおっちゃんにバス停はどこですかと聞いたら「バス?あと一時間半は来ないよ。海憧さん?なんだ車で行けばすぐじゃんか、送ってくよ!」ということでトラックで宿まで送ってくれました(笑)ありがたや~
宿に帰って夕食を食べた後、宿の主人のおじさんがビールをおごってくれたので食堂でテレビ観ながら飲んでたら、なんかおやつがどんどん降ってくる。
太っ腹すぎます。
ちびちび飲みつつ食べつつ、一緒にいた大阪出身のヘルパーのお姉さんといろいろお喋りしてました。
こういうのも、家族経営の民宿ならではって感じですよねぇ。なんだか気持ちがほっこりしてしまいました。
4日目 島縦断サイクリング
この日は民宿で自転車をレンタルして島縦断サイクリング!
最初に立ち寄った北部の金田ノ岬ではアザラシを見ることができました。
岩じゃないんですこれアザラシなんです。。。泣
少し距離があったのでうまく写真が撮れませんでしたが、肉眼ではばっちり観察できました!
礼文島では1年を通してアザラシがいるようで、金田ノ岬を含め島内にいくつかあるアザラシポイントを回れば大抵どこかしらにいるのだそうです。
この後フェリーターミナルなどがある南部を目指して自転車を漕いでいると、道端で昆布干しをしているのをよく見かけました。漁師町って感じですね
途中で落とし物のスマホを発見したのですぐ近くにあった郵便局に届けたのですが、なんかお巡りさんや落とし主との連絡でいろいろと伝達ミスがあったようでてんやわんや、結局私は1時間以上郵便局にいる羽目に(笑)その間郵便局員さんやお巡りさんとずっとお喋りしてて、離島の駐在事情やら島の保育園事情やらローカルトークが聞けて楽しかったです。
その後もサイクリングを楽しみつつ地元のお店でとろろうどん(もちろん礼文島の昆布!)を食べたり
お洒落なカフェでおいしいコーヒーを飲んでくつろいだり
行き当たりばったりで過ごした4日目でした。
5日目 北のカナリアパーク
最終日は昼過ぎのフェリーで発つ予定だったので午前中にフェリーターミナル近くで最後に少しだけ観光。北のカナリアパークに行きました。
2012年公開の「北のカナリアたち」という映画で礼文島が舞台になっており、その際に撮影に使われたセットの校舎が観光客向けに公開されています。
残念ながら入口より先は撮影禁止でしたが、舞台となった昭和の離島の小学校の雰囲気が細部まで再現されていてなんとも懐かしい雰囲気。
せっかくだし今度映画観てみようかな。
パークを一通り満喫したら、フェリーターミナルへ。
フェリーで稚内まで行き、帰りは稚内空港から飛行機で帰りました。
旅の感想
一言でいうと、めちゃめちゃ楽しかったです!
また戻ってきたい、と思える場所です。今度は花が一番咲いてて気候も穏やかな6月とかに行ってみたいな。今回で歩き切れなかったトレイルコースもあるので、次はそこにもチャレンジしたいです。あと日本3バカユースに数えられるかの有名な桃岩ユースにも泊まってみたい!!(笑)今年はコロナのせいで営業してなくて残念でした。
もしこの記事を読んで少しでも礼文島に興味を持ってくださった方がいれば、本当に是非行ってみてほしいです!アクセスが悪いのは難点ですが、それでもわざわざ行ってみる価値ありです。個人的には、レンタカーで効率よく回るよりも、時間と体力が許す限り是非自分の足で歩いてみてほしいですね。きっとその方が島の魅力を存分に味わえるし、いろんな出会いがあると思います。できれば4~5日くらい滞在できると良いのかな。タイミングによっては天気が崩れて何もできないって日もあるようだし、予定をびっしり詰めて観光するよりものんびーり過ごした方が多分楽しめます。
トレッキング、絶景、高山植物、海の幸、離島のスローライフ、このどれか一つでも興味ある人はぜひぜひ礼文島行ってみてください!全力でおススメします。
以上!長くなってしまいましたが最後まで読んで下さりありがとうございました~
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